最近メインテーマとして進行中の菌糸材料関係の研究マップを作成しました。基礎研究と応用研究があります。
基礎研究ではエノキタケを対象とし、バイオベースドマテリアルとしてのポテンシャルを調査しています。具体的にはエノキタケの菌株を変えて液体培養をし気中菌糸マットを作成、その菌糸の集合形態や細胞壁構造を調べ、材料特性との関連を探っています。現在は、特に撥水性に着目し、ハイドロフォビンと呼ばれる疎水性タンパク質の遺伝子発現解析等も行っています。4月からM2となる信州大学の大学院生と協力して進めている研究です。今年の8月にオランダで開催される国際菌学会(IMC12)にてポスター発表を予定しています。本研究は主に科研費若手の研究課題「 ハイドロフォビンの局在性の微視的解析から迫る担子菌の菌糸体形成機構」として進めています。

次に応用研究です。こちらは、白色菌糸パルプと呼ばれる菌糸材料をメインに扱い、材料特性を探っています。

今は主に子実体から菌糸パルプを調製していますが、培養して得られた菌糸体からの調製も今後は検討していく予定です。
各テーマの詳細は今後、解説記事を書きたいと思います。

